





「台湾鉄路千公理」(1980年刊)
宮脇俊三
はじめて見る台湾であった。とうとう来たなと私は思った。この島には阿里山鉄道があり、台東線があり、トロッコ用の狭々動の上を鉄道博物館のように走っている。いっぽう、基隆一高雄間の縦貫線は昨年6月に複線電化され、「自強号」という超特急電車が日本の在来線の特急を上回る高速で快走しているはずである。
さらに今年の2月には、東北部の嶮しい海岸線に沿って「北迴線」が開通
な清水断崖が暼見できるという。これらのほかにも9本のローカル線があり、また、砂糖会社の鉄道で一般客を乗せるのもあるらしい。そのあたりになると詳細はわからないが、とにかく私にとって訪れずにはいられない島であった。
一本文「桃園国際機場」の草より
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出版社 角川書店
出版年 1980年
総ページ数 224ページ
ソフトカバー・上製本
カバーにスレ、ヨレ有
中はきれいな状態です。
商品状態:C
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