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あの娘はどうしているだろう。
〜謎めくICで働くネムリ料金所に、今夜も「誰か」がやって来る〜
独自の世界観を描き続けるマンガ家・津川智宏さんによる自主出版の読み切りコミックです。
津川智宏「ネムリインターチェンジ」
A5 / 232ページ / ¥1,540(再印から定価が変更になりました)
若い頃、週末の深夜。友人の車で、あてもなく他県へ遠征していました。友人は車の運転ができればご機嫌な人だったし、助手席の僕は知らない道や、知らない夜景を楽しみました。
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そんな中、給料が出た早あがりの日。高速道路に乗り、うんと遠くへ遠征したことがありました。防音壁に挟まれた長い道の途中、サービスエリアの駐車場で、「いっそここに泊まれたらいいのに」なんて思ったり、「死後の世界って実はこんなかんじなのでは」と思ったり。
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その道の途中の小さな料金所に眼帯の謎めいた娘さんがひとり、コーヒーを飲んでいる。「あの娘はどうしているだろう」。こうやってネムリの物語を作っていきました。(津川)